初心者向け!チケットとドリンク代だけで本当に大丈夫?
初めてのライブハウスはワクワク半分・不安半分。
47都道府県・約1,000本の“遠征ジャンキー”である私も、最初は会場の入場で戸惑ったりロッカー探しで右往左往しました。
本記事では 入場の流れ・フロアのマナー・持ち物・会場設備・終演後の流れ など〈ライブハウス参戦の基礎知識〉をギュッとまとめ、迷わず楽しむ入り口を用意しました。
詳細ノウハウは各リンクから深掘りできるので、まずは全体像を把握していきましょう!
🎯 この記事はこんな人に向いています
- 🔰 ライブハウス自体が初めてで流れが分からない
- 🎫 整理番号・ドリンク代などチケット周りのルールをサクッと知りたい
- 👜 「何を持って行けばいい?」と荷物を最小限にしたい
- 🏟️ ドーム・アリーナ経験者で小箱デビューを控えている
- 👥 友人に誘われたけど一人でも大丈夫か不安な人
※スタンディング中心のライブハウス(キャパ 100〜1,500人)を想定しています。
ホール指定席やアリーナ系大箱の持ち物とは一部異なります。
ライブハウスってどんなところ?
どんな特徴があるの?
ライブハウスとは、スタンディング主体・キャパ100〜1,500人ほどの小中規模音楽施設を指します。入場時はチケットとは別にドリンク代600円前後を支払うのが通例です。
- 距離が近い … 演者と数メートル
- 整理番号制 … 若い番号ほど先に入場
- 段差が少ない … 視界確保は立ち位置勝負
- 音量が大きい … 耳栓推奨
大箱との違い
項目 | ライブハウス(小箱) | ホール/アリーナ(大箱) |
---|---|---|
キャパシティ | 100~1,500 人程度 | 2,000~50,000 人 |
座席 | スタンディング(椅子なし)が基本 | 指定席・スタンド席が中心 |
整理番号/席番 | A-1 など番号順に入場 | ブロック・列・席番号で固定 |
ドリンク代 | 必須:600円前後 (入場時に支払い) | 不要 or 売店で任意購入 |
音量 | 100〜120 dB(爆音) | 90〜100 dB(比較的マイルド) |
撮影ポリシー | 会場/バンドによる 許可される場合もあり | ほぼ全面 NG が多い |
「距離が近い・音が大きい・自由度高い」それがライブハウスと覚えれば◎
ライブハウスの醍醐味
手を伸ばせば届きそうな距離感
汗が飛ぶ、表情が見える、音の振動が素肌にくる──これこそライブハウスの醍醐味です。
入場について
OPEN / STARTってなんだ?
OPEN:この時間に会場がオープンします。
SATRT:この時間に最初のバンドがスタートします。(お客さんの入り具合によって押したりします)
時間に余裕を持って会場まで向かいましょう。
整理番号順に入場できます。
基本的に番号の若い順に入場可能。A-やB-がつく場合も。
OPNE前に整列する場合や

整理番号〇〇番までの方どうぞ〜
とスタッフに呼ばれる場合もあります。
会場付近の迷惑にならないように待機しましょう。
再入場ってできるの?
基本的にはNGの場合が多いです。
チケットの半券で再入場できる場合や、手の甲にスタンプを押して可能な会場もあります。
受付スタッフに確認しましょう。
受付での対応
チケットを受付スタッフに提示!
事前に発券した紙チケットであれば、受付に渡してもぎってもらいます。
電子チケット場合は事前に表示しておきましょう。
ドリンク代のお支払い!
600円前後を支払います。小銭を準備しましょう。
現金を持っていれば間違いありませんが、キャッシュレスに対応している会場もあります。
ソフトドリンクだけの場合は安くなったりと、会場によって対応が異なる場合も。
ドリンクチケットゲット!
ドリンク代を支払ったら小さなチケットを渡されます。
コインや缶バッチ、ライブのチケットがドリンクチケットとして使われる場合もあります。
ドリンクカウンターで飲み物と交換しましょう。
お目当てのバンドは?

お目当てのバンドは何ですか?
受付で、初心者にとって謎の呪文が飛んできます。
戸惑うかもしれませんが、ハッキリと推しのバンド名を伝えましょう。
フライヤーはいりません?
入場時にフライヤーといってバンドのライブ日程などの印刷物を配られます。
ハガキサイズからA4サイズまでマチマチです。
受け取って記念にするもよし。ライブの邪魔になるから断ってもよし。
施設&設備 基礎知識
入退場口は必ず閉めよう!
多くの会場が防音の扉を使用しています。しっかりと閉めましょう。音漏れ注意!
ロッカーを確保しよう!
料金は200〜300円程度なので、小銭を忘れずに準備しておきましょう。
会場によって会場内か会場外か異なります。
開演後や終演後はとても混み合うので、終電がある場合は気をつけましょう。
クロークってなんだ?
ロッカーとは別に、荷物を入れて預かってもらうシステムです。
料金はロッカーよりも高めな500円程度。
ただし、どこの会場でも行っているわけではありません。
物販でグッズをゲット!
バンドのグッズを売っています。
開場の前に事前販売を行なったりするケースもあるので、SNS等をチェックしましょう。
基本的には現金しか使えないと思っていた方が良いです。
ドリンクカウンターで飲み物と交換!
入場時に受付でもらったドリンクチケットでアルコールやソフトドリンクと交換できます。
もちろん現金で購入することも可能。軽食を販売しているところもあります。
楽しいからと言って飲み過ぎには注意しましょう。
トイレ事情
男女別で別れていることが多いですが、小さい会場の場合は1つしかないことも。
開演前と終演後が混み合います。膀胱には余裕を持って行動しましょう。
喫煙所について
入り口外のブースか別フロアか、指定された場所で喫煙しましょう。
昔はフロアでも普通に吸っていました。おかげで全身臭くなったもんです。
スタンディングフロアのマナー
フロア全体
挙げればキリはありませんが、以下を守ればOK。
- スマホ撮影は会場とバンドのルールを確認
- ステージには上がらない
- 機材の上に水分を置かない
- 演奏中の会話は控える
- タバコは喫煙所
フロアでの注意点
推しを近くで見たい!という気持ちはわかりますが、ライブによってはフロア前方で観客がパチンコ玉のように飛んでくる場合があります。モッシュってやつです。巻き込まれて怪我をしたら誰も幸せではないので、最初は後方で様子を見るということも必要です。
これに加えて、観客が観客の上をゴロゴロ転がってくることがあります。ダイブってやつです。長身の方は気をつけましょう。
モッシュピット内
フロアでの注意点を理解した上でフロア前方に参加したいあなたへ贈ります。
- 押されても押し返さない
- 肩トントン=肩貸してのサイン(ダイブのサイン)
- ドリンク持ったまま近づかない(弾き飛ばされて他のお客さんに掛かる)
- 体調不良はスタッフへ即SOS
- 痴漢ダメ絶対
服装と必要アイテム
ライブハウス初心者さんおすすめ服装
季節やどういったバンドなのか、ご自身の参戦スタイルによって全然変わってきてしまうところ。
初心者さんにライブハウスでのバンドの雰囲気や、ご自身の参戦スタイルはまだわからないと思うので無難な服装のご紹介。
- Tシャツ
- ジーパン
- スニーカー
必要最低限。とにかく多少汗をかいても大丈夫な服装で行けば問題ありません。女性の場合、ヒールは避けた方が良いです。
前方に参加したくなってきたら以下のような感じ。軽く運動しに行く感覚ですね。
- 推しバンド T シャツ
- 推しバンドタオル
- ハーフパンツ
- スニーカー
- 手ぶら必須
Tシャツとタオルは物販で推しのグッズを買いましょう。
ジーパンでは動きづらいと思うのでハーフパンツが◎
必要アイテム
服装のほかに必要なアイテムたち。
- 耳栓
- 水分
- 身分証明書
ライブハウス内はとにかく爆音です。何も対策をしないと帰りに耳がキーンとなります。
水分は500mlの水かお茶を持っていると良いでしょう◎
アルコール類の持ち込みは禁止されています!
身分証明書は、オールナイトイベントの際は必須。また、アルコールと引き換える際に提示を求められる場合があります。
またまた前方に参加したくなった方向けは以下のようなアイテムも。
- コンタクトレンズ
- 靴紐がほどけなくなるアイテム
ピット内ではメガネが吹き飛ばされる可能性があるので、コンタクトレンズを推奨します。
同様に靴が脱げちゃう人が結構いるので、靴紐がほどけなくなるアイテムがおすすめです。
退場について
終演後
余韻に浸りたい気持ち。よーくわかります。
ですが、スタッフの指示に従って退場しましょう。
トイレは混み合うので、駅などを利用すると◎
家に帰るまでがライブです
余韻を楽しむために仲間とご飯に行くもよし。帰りにSNSで今日のセットリストを検索するもよし。
忘れ物をしないでしっかりと家に帰るまでがライブです。
よくある質問(FAQ)
- Q推しの出演時間って教えてくれるの?
- A
問い合わせで教えてくれる場合もありますが、基本的にタイムテーブルは教えてくれません。
- Qドリンクは終演後も交換できる?
- A
多くの会場で終演後の引き換えが可能です。ただし、早々に終了してしまう場合もあるので、早めに交換しましょう。
- Qロッカーが全て埋まっていた場合は?
- A
会場周辺や駅構内のコインロッカーを使用しましょう。
- Qクロークはいつでも引き出せますか?
- A
基本は終演後に引き出しが多いです。事前にスタッフに確認しましょう。
- Q整理番号が遅くても前に行けますか?
- A
基本は早い番号が優先で入場するのですが、前方が空いている場合もあります。(無理に割り込むのはトラブルの元になるのでやめましょう)
また、後方からでも段差の上であれば見やすい場合がありますし、スピーカー横が空きやすいです。(こちらは耳栓必須)
ライブハウス参戦の基礎知識まとめ
これで「ライブハウスで迷わない地図」が手に入りました。
あとは一歩踏み出すだけです。
それでは――
ライブハウスでお会いしましょう。
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